いっぱいの笑顔がいい!!

大橋和也くんに一等賞をあげたいいちファンによるブログ。

【メンズ校 第9話】あたかもOA直後ですけど?みたいな顔して藤木先輩と桃てぃんが最高だった話をしています。

今っさら、今っっさらながらメンズ校第9話、藤木回の感想を話していいですか?笑笑

調べてみたら2020/12/2オンエアという衝撃...嘘でしょ、そんな経ってた...?別に今冬眠から目覚めたわけではないんです...

1年近く経って今更...と自分に呆れながらも、なにわ男子のデビューが決まった今だからこそ思うこともあるでしょ!と言い訳を並べてせっせと書いています。

突如現れたコロナに何気ない日常を奪われ、コンサートもなく、毎日が暗闇だと思っていた2020年下期を彩ってくれた大切で大好きな作品。

全話分語りたい気持ちはあるのだけど、語っているうちになにわちゃんがCDデビューしてしまうので、大好きな大橋和也くんのメイン回、第9話の話をさせてください。

大橋和也くん演じる藤木一郎(藤木先輩)と、大西流星くん演じる桃井天(桃てぃん)の関係性がとても素敵な回。普段から大橋くんと流星くんの「かずりゅちぇ」コンビを強く推している身としても、これはちゃんと感想を形に残しておきたいなと思ったので今更ですが何卒...🙇‍♀️

 


公式ホームページのあらすじ は以下の通り。

離島にある名門進学校「私立栖鳳高校」。寮長で3年の藤木(大橋和也)は最近いつも上機嫌。1年の牧(道枝駿佑)達は、藤木が島の美少女・鷹野(茅島みずき)に恋をしていることに気づく。片思いして心ここにあらずで失敗続き、勉強も手に付かない藤木を心配した桃井(大西流星)は、藤木と鷹野をデートさせるべく、牧達に協力を要請する。そんな時、鬼河原から「東大実践模試」の結果を渡された藤木は…!

予告時点では「なんだよ〜!楽しみにしてたのに恋愛回かよ〜!」と思ったけど、1週間後には関係者各位に土下座したくなるくらい本当に素敵な回だった〜( ;  ; )

 

公式あらすじ の通り、鷹野エリカに恋をしてから、目に見えて浮かれている藤木先輩。大橋くんって、本当に「なんか残念な人」を演じるのが上手いよね笑笑(褒めてます!)見かねた桃てぃんが牧くんに手を貸して欲しいとお願いするシーン。

桃井「あんな人だけど、結構苦労してるんだ。みんなの世話に自分の勉強。常に能力以上のこと求められて。」

「まぁ永遠の中間管理職って感じだよなぁ。」

桃井「不器用なんだよ。僕が引きこもってた時、いろいろ親切にしてくれた。少しくらい...なんかしてあげられないかなって。」

「そっか。桃井の気持ちはわかった。」

この時の桃てぃんは「少しくらいなんかしてあげられないかな🥺」だけど、このあとちょっとどころじゃなく(笑)世話を焼くことになるからかわいい。

この話の始点は、藤木先輩がずっと部屋に引きこもっていた桃てぃんにお節介をし、手を差し伸べたことへの感謝。

もうこの時点で大橋担としては、桃てぃんが可愛くて可愛くて仕方がないし、藤木先輩には絶対に何が何でも幸せになってもらえなきゃだめなの!!のきもちなのです。

実際は年上先輩おにぃちゃんの流星くんが演じる桃てぃんのことを、甘えんぼうのでっかいわんこ🐶こと道枝くんが演じる牧くんが「仕方ないなぁ...」と構ってあげているところにもきゅんとします。ドラマならでは。

 

そして浮かれポンチ藤木を一気に地の底までつき落とす、東大模試結果の返却シーン。東大合格だけを目指して一心不乱に努力してきた藤木先輩、ここで東大D判定を叩きつけられる。夜遅くまでハチマキ姿で必死に赤本を解いている藤木先輩...焦れば焦るほど解らない自分にイライラして、とてつもない不安に襲われる。

藤木「現実。現実。現実。くっそ。なんやねん、これ。くっそ...。なんでわからへんねん!一生懸命やってきたやろ俺。俺、何のために...。アオハルを捨てろ...。俺、ここまでどんだけ捨ててきたんやろ。(回想:アオハルを捨てろ!アオハルを捨てろ!アオハルを捨てろ!アオハルを捨てろ!)あぁ〜〜!!」

焦り、不安、後悔、絶望。真っ暗な部屋の中、勉強道具を灯すだけのライト。このシーンは作りものだとわかっていても辛くなってしまって真っ直ぐ見れない...

今すぐ大丈夫だよ!って抱きしめてあげたい( ;  ; )あったかいおしるこを作ってあげたい!!( ;  ; )※メンズ校は夏のお話です

ちなみにこのシーンを見て辛くなったら、同じく第9話の藤木先輩の「膝の軟骨」の言い方を思い出すと元気になれるのでおすすめです。世界で1番可愛い🥺「ひざのな↑ん↓こつ」🥺え、かわいい🥺

そもそも自担がうわぁ〜!って机上のものをぶちまける姿って視覚的にダメージが大きくないですか?大橋担各位無事でしたか?

2019夏松竹 少年たちで君麻呂くん(長尾謙杜くん)が卓状の食器をうわぁああ〜ってぶちまけて取り乱すシーン、いいなぁ...と思って見ていて。(いいなぁと思って見ていて?)それ以降、自担の取り乱しヒステリックシーン見たいよ系オタク(なにそれ)でしたが、いざ実現すると想像以上に心に刺さってしまって辛くなるので、5年に1回くらいの頻度でいいな。笑笑

あ、ちなみに自担が黒い獣に取り憑かれて誰これ見境なく皆殺しにしてしまうシーンは好きです!毎日でもいけます!待ってます!(訳:どんな形でもいいので今後リューンという作品にもう一度触れることができる機会がありますように!!!圧!!!!)

 


ちょっと(かなり)脱線してしまったので戻ります。

藤木先輩は今までアオハルを捨てることが自分の正義だったのに、「アオハルを捨てろ」で捨ててきたものの大きさに気付いてしまった。何のためにアオハルを捨ててきた?東大に行くため...何のために東大に?何のために...?

苦し〜い〜!( ;  ; )自分が正しいと思って貫いてきたものがいとも簡単に揺らいでしまう...辛い...急に世界が真っ暗になってしまう脆さ、辛いなぁ...。

とはいえ、今までの自分が「間違ってなかった」と思い続けることって本当に難しくて。あまりにも藤木先輩の描写が生々しくて苦しい。


そういえば、このシーンを見たときにふと大橋くんと薬剤師のエピソードが頭に浮かんだ。誰もが選んだ道、選ばなかった道があって、大橋くんが今アイドルをしていることと引き換えに、いわば「捨ててきた」道がある。

ジャニーズについて、「昔の俺に絶対辞めるなとは言いたくない。大学に行ってもいい人生だったはず」(2020/8/23 スポニチ)と言っていた大橋くん。大学に行って薬剤師になるという選ばなかった方の道を否定しなかった大橋くんを心の中でぎゅっと抱きしめながら本題に戻ります。笑笑

 


なんとかセッティングしたデートの当日。藤木先輩は部屋に立て篭り、出てこなくなってしまう。桃てぃんは閉ざされたドア越しで顔が見えない藤木先輩に向かって、必死に話しかける。

桃井「待ってますよ、彼女。デートするんでしょ、彼女と。」

藤木「そんなことして何になるねん。フラれて、恥かいて終わりや。しょーもな。」

桃井「わかんないじゃないですか、そんなの。」

藤木「わかるよ、わかってんねん!おれは!自分の身の程くらい。」

桃井「なんかあったんですか?ちょっと開けてください。」

藤木「...もうやめろや!このお節介!お前もあれやろ?お前も俺がフラれるの見てバカにして笑って。お前ら1年同士仲良くやってろよ。あーあ...もうどうでも良くなってきた。そっか、桃井。お前もこんな気持ちで引きこもってたんか。」

桃井...ふざけんな!あんたなんか本当は鬱陶しいし、後輩とか先生とかに調子良く使われて、今回だって自分からは何もできないあんたのために牧と2人で全部お膳立てしてやったんだ!あんた本当にダメな人だよ。取り柄も人望も服のセンスもない!でも...真剣で真っ直ぐな思いは誰にも負けてないだろ!!俺は確かに引きこもりだったけど、あの干し芋は美味かったよ。俺のこと気にかけてくれる人がいて嬉しかった。だから、だからあんたにも笑って欲しくてここまでやってんのに...バカにすんな!!!

このシーン、本っ当に大好き。桃てぃんの「ふざけんな!」からのどっと溢れ出て止まらない感情と言葉が大好き。(大好きすぎて全部太字にしちゃった!😉) 

画面に映ってる登場人物、全員不器用お節介!笑こんなまるっと愛おしいシーンがあるか?!

桃てぃん、きっと自分が「引きこもり!」ってバカにされただけだったら、こんなに声を荒げてキレなかったと思う。桃てぃんがキレたのは「お前もこんな気持ちで引きこもってたんか」って言われて、一緒にすんな!っていう反発もあるけど、それよりも藤木先輩が今までの藤木先輩自身を否定したことが許せなかったんじゃないかな〜。

自分を助けてくれた藤木先輩はなんだかんだ桃てぃんにとってはヒーロー。そのヒーローのことを藤木先輩自身が悪く言って「もうどうでもいい」ってヤケクソになったことの方が許せなかったんじゃないかなと思う。ちなみに私も桃てぃんと同じ理由でキレる。

「あんた本当にダメな人だよ。」「バカにすんな!」この2つのセリフには、桃てぃんの不器用さとあたたかさが詰まっていて大好き。

「あんた本当にダメな人だよ。」に込めた本心は「あんた本当に素敵な人なんだよ!なのになんでわからないんだよ!」だし、「バカにすんな!」は「藤木先輩のことをバカにすんな!!」だよな〜と!

...う〜ん!!!!最高!!!!( ;  ; )だから好きだよメンズ校。桃てぃんが私の気持ちまで乗せて、藤木先輩の部屋のドアを叩いてくれた。本当に愛おしくて大好きな桃てぃんです。

一歩も踏み出さないくせに、自分を下げてクヨクヨしてるなんてそんなん藤木が選んだ藤木じゃねぇだろ!!

メンズ校、全編を一貫して「自分が選んだ自分」でいることの大切さを描いていて、藤木先輩も当たって砕けたとしても一歩踏み出す自分を選んだ。ちゃんと最後は自分で選んで、部屋のドアを開けた。

そんなこんなで、鷹野エリカに告白。そしてあっけなくフラれる藤木。笑笑(自担がフラれたのに笑笑つけるの良くない)

防波堤に頭ごっつんこの状態で寝っ転がる藤木先輩と桃てぃん。写真集の1ページかな?と思うくらいとーーーっても綺麗で大好きなシーン。

藤木「砕けたなぁ。」

桃井「砕けましたね。」

藤木「高望みやったんかな?」

桃井「高望みだろうとなんだろうと当たって砕けたあとは次探せばいいんですよ。」

藤木「次?」

桃井「そう、次。」

藤木「うん。よっしゃ、帰るぞ。桃井。ハハハ!寮まで競争や!ハハハ!」

桃井「嫌です。」

藤木「なんでやねん!俺と一緒にアオハルしようぜ!アハハ!よっしゃ、俺についてこいよ!」

冒頭から、お互いの表情は見えていないはずなのに、2人ともびっくりするくらい穏やかで同じ表情をしているんですね。

桃てぃんの「次探せばいいんですよ」を聞いてから、藤木先輩の表情が明るくなって上を向いていることを桃てぃんは知らない。藤木先輩が「アオハルしようぜ」って言った時、桃てぃんが安心した顔で嬉しそうに笑ったことを藤木先輩は知らない。不器用な2人らしくて良いな、と思う。

 

「エリカ。真剣で真っ直ぐな思いは、たとえ傷ついても前を向いて生きる力になるのかもしれない。でも生きるって難しいよな。」

エピソード後半に入る牧くんの心の声のナレーションが毎回素敵で、脚本家さんのメッセージとなっている構成が多い気がして、毎回楽しみにしていた。

藤木先輩の恋は叶わなかったけど、前を向いて歩き出せた。正直桃てぃんも藤木先輩の恋は実ると思ってなかったと思うし笑笑。それでも一歩踏み出させたかったのは、どんな結果になったとしても藤木先輩は前を向いて歩き出せる人だって信頼していたからだと思う。

すごいことだよな〜、この信頼がアオハルだと思った!捨ててなかったんだよ、ちゃんと藤木先輩のアオハルはあった。信頼してくれる仲間がいた。よかったね、藤木先輩!!😭


その後、進路希望調査を見た鬼河原先生に声を掛けられるシーン。

鬼河原「おい藤木!これは現実を見つめ直した結果か?」

藤木「違います、次の目標ができたんです。自分の殻に閉じこもってるやつに寄り添えるような教育者を目指そうと思います。」

鬼河原「どんな自分になりたいか、決めるのはお前だ。好きにしろ。」

殻に閉じこもってるやつを「救う」じゃなくて「寄り添う」と言った藤木先輩がやっぱり好きだなぁ。藤木先輩の優しさが出ていた。

「俺もさ、入学した頃自由を諦めてたんだ。でもこいつらのおかけでわかった。自由って貰うものじゃなくて、自分で掴むものだったんだ。自分1人じゃ無理だったけど、仲間がいたからここまで来れた。大切なのはどこにいるかじゃない。誰と、どんなふうに生きているか、だよ。」

(第11話 スイスへ旅立つエリカを見送るシーン)

まさに11話の牧くんが同じことを言っていて、一足早く藤木先輩は本当の自由の意味を知って自由になれた。よかったね藤木先輩!!(号泣)

大切なのは東大に行くことではなくて、誰と、どんなふうに生きているか。ただ、決して今まで藤木先輩が東大だけを目指して一生懸命努力したことも間違ってはいなくて、そこを認めてあげることができてよかった。そのうえで、「東大だけ」という自分を縛っていた呪いから解放されてよかった。本当によかった。 

桃井「いいんですか?東大。」

藤木「いや、別に諦めてへんし。」

桃井「粉々になりますよ。」

藤木「大丈夫、俺はもう次のステージに生きてるからな。」

桃井「ふ〜ん。」

そうなんだよね!諦めたわけじゃないの。東大は藤木先輩がやりたいことを叶える手段にはなるかもしれない。ちゃんと視野が広く明るくなってよかった。藤木先輩、頼もしくていい顔している。桃てぃんの返しが「ふ〜ん。」だけなのもいじらしくて、でもこれ以上ない藤木先輩への肯定で大好き。本当にみんないい人。

 


はぁ...よかったなぁメンズ校第9話...。


メンズ校のドラマ化が発表されてからキャスト発表まで、正直に白状すると「お願い!原作にいるキャラだったらもうなんでもいいよ!(ヤケクソ)」とか言ったこともあったけど、大橋くんの藤木先輩が見られてよかったな、と思えた。大橋くんが藤木先輩で良かったし、藤木先輩が大橋くんで良かった!!

原作にないエピソードだったからこそ、大橋くんのキャラクターを汲んでもらえて、こんな丁寧で愛のある描き方をしていただけた。(脚本家の蛭田さんのツイート、愛に溢れていて本当に嬉しかったなぁ)


「藤木は大橋くんそのまんま!」みたいにメンバーから言われていたけれど、本当にその通りだな、と思う。それは「関西弁で」とか「お調子者で明るくて」とかそういうことではなく、もっと内側のところで大橋くんだな、と思った。

いつも優しいあなたは、自分でも気付いているのか気付いていないのかわからないけれど、すっと人に寄り添って手を差し伸べて、光になってきた。そういう意味で、藤木先輩は大橋くんまんまだな、と思うのです。

だからこそ、これから先大橋くんがピンチの時、大橋くんが今までにまいてきた優しい種が芽を出して、きっと大橋くんを助けてくれるよ。絶対そう!

藤木先輩が暗闇の中にいるとき、桃てぃんが藤木先輩にただ笑ってほしくて手を差し伸べてくれたように。


これからの大橋くんの未来が、自由で明るいものになりますように!!!!